プログラミング言語のPHPを用いてオリジナルのウェブサービスを開発する方法として、主に次3つが挙げられます。
1つ目は、サービスに必要な箇所のみをPHPでベタ打ちしていく方法です。たとえば、サーバーサイドで行う処理がデータベースへの保存処理だけならば、その処理だけをPHPのファイルに書き込みデプロイします。この方法は、開発において圧倒的な速さを発揮しますが、サービスの規模が拡大するにつれその都度機能を実装するので、可読性をはじめとする保守性の低下が予測されます。それゆえ、小規模サービスや練習として開発する場合に向いている方法と言えるでしょう。
次に挙げられるのは独自フレームワークを用いる方法です。
まずは、自分でウェブサービスを作りやすいような枠組みを作り、その枠組みの中で、実際に開発するウェブサービスの実装を行います。この方法を用いると、各機能の汎用性が上がり、類似した機能を度々実装する必要も少なく、また、新たなサービスを開発する際もそのフレームワークを使い回すことができるでしょう。
ただし、独自のフレームワークは、チーム開発をする際などに、他の人には使い方が分からないという嫌いがあります。それゆえ、個人で開発するサービスやフレームワークの勉強を目的とする場合に向いていると言えます。
最後に挙げられるのは、公開されている既存のフレームワークを用いる方法です。人気のフレームワークを用いれば、関連する情報も多く、チーム開発をする際も、同じフレームワークを使える人を採用することができるでしょう。
また、フレームワーク自体の更新などもなされるため、改善と改良が続けられる場合が少なくないのも利点と言えます。